今までヒートマットを使った事がない方や、ヒートマットの導入を検討しているが自分に使いこなせるか不安な方の為に、一番ベーシックな使い方を写真入りで分かりやすく解説させて頂きます。
こちらの内容は一例ですので、コースメニューなどに応じてお好みの方法でご対応ください。
まずヒートマットを使用する場合に準備しておくとスムーズに施術が出来るアイテムをご紹介致します。
痩身目的でヒートマットをお使い頂く場合には必ずパラフィンシートとタオルシーツが必要となります。
ヒートマット自体は防水ではございますが、パラフィンシートを使わない場合ヒートマットの縫い目の部分などに汗がしみこみ、臭いの原因になってしまいます。
ですので、必ずパラフィンシートと一緒にヒートマットをお使いくださいませ。
マクラやフェイスタオルはお客様によっては必要のない方もいらっしゃるので必要な場合のみご利用くださいませ。
ヒートマットはクライアントによっては1,000ml以上も汗をかきます。
これは真夏に屋外で運動して1時間のうちにかく汗の量と同じくらいの量です。
なので、沢山汗をかきすぎて脱水症状にならないよう事前にコップ1杯のお水を飲んでから入って頂くようにして下さい。
まずベッドに厚手のシーツを敷いた上からヒートマットを頭分ずらして置きます。
次にヒートマットを開きます。
最初にパラフィンシートを敷きます。
次にタオルシーツをパラフィンシートの上に敷きます。
この状態でヒートマットの温度を上げてクライアントの用意が終わるのを待ちます。
タオルシーツとパラフィンシートでクライアントを包み込みます。
ヒートマットの形状にもよりますが肩の部分と足元を内側に倒します。
直接ベッドに仰向けになるので姿勢が辛い場合は首元にクッションやバスタオルを丸めたものを首の下に置く事で改善できます。
そして、最後にヒートマットで包み込むと完成です。痩身メニューの場合は最初から70-75度と高温設定でも問題ありませんが、ヒートマットに慣れていないクライアント様やサロン様の場合は、「最初は少し温かい程度にし、最後の10分で高温にして使う」やり方がクライアントも苦しく感じないのでしっかりと入って頂けます。
ヒートマットでかいた大量の汗はサラッとしている事が多いのでおしぼりウォーマーなどで作った蒸しタオルで全身の拭き取りだけでも大丈夫ではございますが、シャワーがあった方がさっぱりして頂けるかと思います。
また、頭皮から汗をかくクライアント様も多いのでドライヤーの準備をしておくのも良いでしょう。
そして、最後にはお水ではなく出来ればミネラル分を摂取できるようスポーツドリンクをコップ1杯分飲んでいただく事で脱水症状を抑える事が出来ます。
発汗量は人によって様々です。なので、必ず事前にご自身で一度お使い頂き、どれくらいの温度でどれくらいの時間利用するとどれくらい発汗するのかを確認して下さい。
もしも冷え性の方は最初の温度を65度と5度だけ高く設定したり、逆に代謝の良い方は55度と少し下げてあげるのも良いかもしれません。
まずはご自身のデータを基準に温度調節をしてあげて下さい。